至学館大学
リオデジャネイロ五輪、パラリンピックが終わりました。レスリング女子の登坂絵莉、川井梨紗子、土性沙羅選手等の若い選手の活躍が目立ちましたが、吉田沙保里選手もよく頑張りました。このレスリング女子で全6階級を在学生、卒業生で占めたのが、至学館大学です。すごいですね。かつては、中京大学という校名だったと思いますが、どのような校風の大学で、創立者はどのような経歴の人で、レスリング女子をどのようにしてこのようなメダリストを輩出する運動部にしたのか興味があるところです。
現在、日経新聞に連載中の「琥珀の夢」のサントリー創業者鳥井信治郎は、丁稚奉公からスタートしていますが、靴下専門店の全国チェーン「靴下屋」、ダビオ創業者越智直正氏も丁稚奉公からの叩き上げです。越智氏は、「靴下バカ一代」という本をだしています。企業経営者にとって、色々と示唆に富む内容の本です。
この中でおもしろかったのは、経営学の教授に対して、知り合いが倒産しそうなので相談したところ、何の対策も示さなかったので、経営学の価値を認めず、さっさと勉強会をやめて帰ってしまったところです。経営についてこう言っています。
「僕は、経営というのは商品の研究だと思うんです。商品がよくなかったら売れない。売れなかったら経営なんか何の役にも立ちませんのや。商品の研究をして、その商品をどういう風にお客さんのところに迷惑を掛けずスムーズに供給できるかということを考えたらいい。商品や売価の研究もせんと何が経営学でんねや。商品はプライドであり、売価は良心だと僕は思っています。」 2016.9.23